最近けっこう研究されている、藍がもつ効果と成分
日本古来の染料のイメージしかない藍ですが、
古くから解毒、消炎などの薬用に利用されてきました。
最近けっこう研究が進んでいるといわれるのは、タデ藍に関するもの。
タデ藍は、老化や色々な疾患の原因とされる活性酸素を除去する働きを
もつポリフェノールの質や量が多いことや、トリプタンスリンという
抗菌効果のある物質が含まれることが分かってきています。
含まれるポリフェノールの中には、ケルセチンやケンペロールが特に
多いというのですが、ケンペロールという物質は、抗酸化作用、
抗炎症作用、抗ガン作用や、抗アレルギー作用などがある物質です。
野菜ではホウレンソウに最も多く含まれますが、
その10倍の量が藍には含まれているそうです。
また、消炎、解毒、抗菌の効果があるため、
藍を原料としたせっけんや化粧品が最近では作られ、
話題にものぼっているそうです。
戦時中は栽培することすら禁じられた藍。
そして今は伝統文化として細々とおこなわれる藍染(あいぞめ)。
それゆえ廃業していく藍農家も多いのですが、
アンチエイジングや健康効果があるのであれば、
藍が見直され、その需要も復活するかもしれませんね。
【藍の青汁】というのも出ているようです。
まさにアンチエイジングや健康効果を狙った、
「藍」にとっては一発逆転の商品かもしれません。